ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌 価格: 3,000円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 歌っているのは、一流のオペラや歌曲の歌い手で、いずれも端正な歌いぶりである。クラシックの好きな人向きかもしれない。
私がこの歌集を買う気になったのは、斉藤佳三の「ふるさとの」が、入っていたからである。母が、生前、この歌を台所でよく口ずさんでいたのを懐かしく思っていたが、改めて聴いてみて、胸が熱くなった。信時潔の「沙羅」が入っているのもうれしい。「海ゆかば」 (私は名曲だと思うが) のせいか、彼の歌をめったに聞く機会がないのを残念に思っている。
「カチューシャの唄」や「ゴンドラの唄」は、出だししか知らなかったが、今回、全曲を聴くことができた。 |
コントラバス名演集 価格: 1,000円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 トゥルンプは、ゲーリー・カーやクラウス・シュトールに比べてコントラバスの名手としては忘れられがちだが、このCDはなかなかよかった。最初の方に入っているボッテシーニの難曲の完成度も高いし、「白鳥」をチェロで演奏しているように見立ててみるという先ほど出てきた二人にはない遊び心のようなものも見せている。 気楽な感じもするのでコントラバスに詳しくなくても楽に入っていけそうなCDだった。 |
ソプラニスタ(初回限定盤) 価格: 3,200円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:6 女性の声域で歌う男性歌手は、存在の本質がそうあらしめるのか、たいがい演劇的な音楽性を持っている。岡本知高もまた例にもれない。そして、彼の場合はその度合いがはなはだしいのである。映画の演技と舞台の演技では、後者の方が何事によらず誇張されたものになるというが、岡本は明らかに舞台俳優のタイプだ。メリハリがはっきりとし、節回しが大振りである。ここぞとなれば押しの一手だ。となれば、彼に合ったレパートリーというものが、ある程度見えてくる。 この2枚組アルバムの1枚目にあたるクラシック編でいえば、ヘンデルの「私を泣かせてください」のように曲想が豊かなもの、カタラーニの「さようなら、ふるさと |
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