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あとの祭り 冬のウナギと夏のふぐ (新潮文庫) 価格: 420円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 週刊新潮に連載されているエッセイの1年分をまとめたもの。
こうやって1冊の本になると、新潮で読んだときよりも何倍も楽しめる気がする。
某テレビ番組のインタビューで、「今、恋愛していますか」との質問に、即答で「はい」と答えていた。あのお年であの若々しさと、チャーミングな雰囲気は超人的である。
優しい語り口調の中に、鋭さとユーモアが存在している。
難しい話題も、楽しめながら学べるような感じ。
軽く読めるのに読んでいて勉強になるところ、氏の人生経験豊富なところにもうーんと唸るところが多々あり。
お得 |
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熟年革命 価格: 1,155円 レビュー評価: レビュー数: |
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白い宴 (角川文庫 緑 307ー4) 価格: 483円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 札幌の心臓移植事件をバッシングしたおかげで日本の心臓移植分野は他国に40年の遅れをとり、その差は年々広がり続けております。
その元凶とも言える悪書『小説・心臓移植』を今さら改題、加筆、再出版して、一体何のメリットがあるのでしょう?
長年の医療バッシングが祟って医療崩壊が始まったことに対する出版界のアリバイ工作としか思えません。「医者だってこんなに悪いんだぞ」というアピールでしょう。
考えると虚しくなります。 |
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いろんな色のインクで 価格: 1,995円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 本の選び方、筋の要約と批評、藝と趣向の必要が書評の三要素である、という端的な指摘に始まり、書評の「書き直し」、書評の「付け足し」といった著者ならではの書評藝の実演、「これでもか」とばかりに書評の奥深さを見せ付けてくれる。書評は“自由自在な、いろんなものを入れることができる容器である”とする著者の面目躍如である。 詰まらない本は“取り上げない。〜まったくダメなものについて書くのは、よほど世間で大評判になっていて、これを許しておいてはならないというような場合”という選択基準にも納得させられる。 書評論に続く74の書評はさすがにハイブロウで、ハイキングの趣の読書を日常とする者から |
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